(土・日・祝日を除く)9:00 ~ 17:30
紫式部篇/蝶々夫人篇
この頃〝ちり紙交換〟なる商売が突如現れ、1日に何台ものちり紙交換車が行き交うようになった。何とかこれをテーマにしたいと思い、紙くずを出す人間は誰かって思いついたのが、原稿用紙を書き散らす『紫式部』。今となっては作家もパソコン作業だし、ちり紙交換もすたっちゃったけどな。
『蝶々夫人篇』はプッチーニ作曲のオペラがモチーフで、のり平扮する蝶々夫人も堂々とオペラ風に歌ってる。船に乗って帰っちゃう旦那は、本来のピンカートンじゃなくビンカートン。「船は出ていっちゃったけど……」なんてセリフの元は「汽車は出てゆく煙は残る 残る煙が癪のたね まゝになるならあなたと二人 せめて一夜のあだ枕」っていう色っぽい文句だよ。『蝶々夫人』の舞台は長崎だから「長崎の鐘」の歌をちらっと最後に入れた。