角兵衛獅子篇(1978年)

CMエピソード

UFO篇/角兵衛獅子篇

 

前年に発売した「つゆ」は大変好評で、小壜だとすぐ使い終わってしまうというお客さんの声から、大壜の「つゆ大徳利」を作った。

この頃、スティーヴン・スピルバーグの『未知との遭遇』やジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』といったSF映画が盛況で、更に日本ではピンク・レディーが歌う『UFO』が大ヒットしていた。そんな旬のUFOと、昭和36年に『月形のり平太篇』でネタにしていた月形半平太とをくっつけてみたのが『UFO篇』だ。 「五目寿司のたね」はしっかりとした具入りで重宝され人気だった。五目寿司は母の味というイメージから『角兵衛獅子篇』を考えたんだ。角兵衛獅子ってのは、昔はるばる越後から江戸へ出て来て、子どもに獅子の頭をつけて、笛や太鼓に合わせて逆立ちなどをさせて歩く大道芸のことで、かわいそうな子供なんだ。「このカンペキの〜」は、二葉百合子の「岸壁の母」がヒットしていたので、浪曲調で入れたんだ。