水墨画篇(1987年)

CMエピソード

チルチルミチル篇/水墨画篇

 

海苔の葉をあまり切らずに長いまま煮ると、また独特の舌ざわりの良さがあるんで、名付けて「ハ長調」とした。長調といえば蝶々ということで、美味しいものを探し求めているチルチルとミチルが蝶々の国で見つけるお噺になった。

『水墨画篇』は、中国唐代の詩人、李白と杜甫が「メンマ」がいい「やわらぎ」がいいと言い争っていると、「まあまあ」と諸葛孔明が仲裁に入り「どちらもうまい」と判定を下すというのどかなもの。

三国志の諸葛孔明と二人の詩人の生きた年代は五百年以上違うが、そこは悠久の中国のことだし、アニメの世界は全然気にしない。 李白はこよなく酒を愛し、生涯放浪の旅を続けた。後世、李白が詩仙と称されたのに対し、杜甫は詩聖といわれている。杜甫も不遇な流浪の一生だったらしい。