辛い盗ルパン篇(1998年)

CMエピソード

辛い盗ルパン篇/大根のキムチ篇

 

ずっと辛い食品が好まれる傾向が続いてたんで、さらにハードな辛さの「唐がらしのり」を作ってみた。辛い唐、辛い唐と考えてたら「辛い盗」になっちゃって、怪盗ルパンの『辛い盗ルパン篇』ができたんだよ。

録音したのが平成10年10月、まさかこれがのり平さんの最後の声になるとは夢にも思わなかった。ロケにも行ってるという話も聞いていたから、翌11年1月25日に亡くなった知らせがあった時は本当に驚いた。実に長いお付き合いだった。同じ企業の広告を一生やってくれた人ってのは他にはいないんじゃないかな。

さて、のり平さん亡き後をどうしたものか考えたんだが、やはり血のつながりのある、ご長男ののり一さんが一番と思ってお願いすることにしたんだ。のり一さんの最初の仕事が『大根のキムチ篇』になった。実際にオンエアしてみると全然違和感がなかったので、安心したのを思い出すね。