企業篇(2002年)

CMエピソード

企業篇/純愛篇

 

のり平アニメの認知度はたいへん高いもんだったが、シリーズ開始から36年も経って、昔人気のあったキャラクターを知ってる人も少なくなってしまった。そこで、『企業篇』で懐かしのキャラクターを再登場させることにした。昭和35年の国定忠治や41年のクレオパトラ、最後に鞍馬天狗が駆けつけるという桃屋のオールスターが大集合といったところだね。一つの話にするのは難しいんで、コピーをしりとりで繋ぐという趣向にした。ちなみにしりとりといえば、江戸時代に流行った「牡丹に唐獅子竹に虎 虎を踏んまえ和唐内 内藤さんは下がり藤 富士見西行後向き むきみ蛤ばか柱……」と、延々と続くしりとりがあるんだよ。永六輔さんはこれを全部言えるって自慢してたね。

この年に新しく「キムチ鍋の素」を作ったんで、韓流ドラマブームの火付け役になった『冬のソナタ』のパロディーに仕立てた。久々に流行にのった全国的認知度の高いネタだったね。